川俣地区 伝統野菜 「川俣菜」

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【おやつに最適】川俣菜のお焼き【湯西川地区ver】

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川俣菜のお焼き

川俣地区で昔からよく食べられていた「お焼き」。

長野の野沢菜お焼きが有名ですが、こちらは川俣菜とお肉が入った食べごたえのある中身が特徴。

山間部の高冷地のため米や小麦が取れなかった川俣地区では、小麦やそば粉を使った粉料理が良く作られていたそうです。

でも山を超えた湯西川地区では、福島県会津との交流が長いせいか、お焼きを作る文化はないそうです。(ここらへんの詳しい理由は、今後キチンと調査してみます!)

 

そこで、「お焼きを作ったことがない!」湯西川地区の方々と一緒に、見様見真似で作ってみました。

全体的に肉!という感じで、子供向けのレシピになっています。

さっぱり年配者用の優しい野菜お焼きは、「川俣地区ver」をご覧ください。

 

◆材料

□皮

・薄力粉  100g 
・強力粉  100g 
・熱湯   150mlぐらい(沸騰したてのもの)
・塩  ひとつまみ

 

□具材

・川俣菜    300g
※採れたてを使う場合は軽く下茹でをする。干葉を使う場合は湯で戻し、茹でて柔らかくしておく。塩漬けを使う場合は、水にさらし塩気を取り、硬い場合は茹でて柔らかくしておく。
・豚ひき肉   300g

 

□調味料

・醤油 大さじ3
・酒  大さじ1
・塩・こしょう
・サラダ油

 

◆作り方

1.ボウルに薄力粉・強力粉・塩を入れ、熱湯(必ず!)を入れたら木べらでかき混ぜる。(やけどに注意)
2.ある程度まとまってきたら、10分ほど置いて粉と水をなじませる。(粉っぽくても問題ない。全体的に冷ます感じで)

熱が冷めたら、手で捏ねていく。粉っぽさがなくなり、表面が滑らかになったら、ラップに包み、30分ほど休ませておきます。
※休ませて、粉と水をなじませることで、捏ねる時間を少なくできます。

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3.川俣菜は1cm程度のみじん切り(葉の部分は縦横に包丁を入れ、細かく刻んでおく)にし、フライパンで挽肉とよく炒め、醤油と酒を入れたら、水分が飛ぶまで炒める。(油が多い場合は、キッチンタオルで吸わせる)

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4.2の皮を30gを目安に分け丸め、麺棒で円形に広げる(厚さ5mm程度)

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5.3の具材を入れ包み、火が通りやすいよう、表面を平らに潰しておく。

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※好みでチーズを入れても美味しい。

6.中火のフライパンに油をひき、5を入れ表面に焦げ目をつける。途中、熱湯50cc(分量外)を入れ、ふたをして蒸し焼きに。水分が飛んだら出来上がり

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小麦粉を熱湯で糊化することにより、絶妙なモチモチ感が楽しめます。

片栗粉やタピオカ粉でも同じような食感が得られるとのことなので、お子さんと作る場合は代用すると良いでしょう。

今回はお肉多めの醤油で味付けをしましたが、餃子のような味わいに。(ごま油未使用)

美味しいけれど年配者には脂っこく、「菜を食べてる感じがしない」との意見も。

 

また食べごたえを考えると、豚肉もひき肉ではなく、バラ肉を1cm程度に切ったものを入れる方が良いのではないか?との意見もあり、川俣地区verでは、それら意見を取りまとめて作ってありますので、ご興味のある方はそちらでぜひ。

kawamata-na.hateblo.jp

 

また、マタギ文化が色濃く残る川俣地区では、お肉はたぶん鹿肉や熊肉等だったのだと思うので、いつか鹿肉で作って見たいと思います。

 

 レシピPDFダウンロードはこちら ↓

http://kawamatana.yukihotaru.com/pdf/12_oyakibasic.pdf